徳島で理想の家を建てる⑤|ハウスメーカーと工務店の違い

家を建てる際、「ハウスメーカー」と「工務店」のどちらを選ぶべきか、多くの人が悩むポイントです。それぞれの強み・弱みを理解し、自分達に合った選択をするための参考にしてください。この記事では、ハウスメーカーと工務店の特徴を一般的な強み・弱みに分けて比較し、そのうえで信頼できる後悔のない建築会社を選ぶためのポイントを解説します。尚、こちらの情報は一般的な特徴であり、全てのハウスメーカー・工務店に該当する内容ではありません。

目次
 1. ハウスメーカーとは?
   1.1 ハウスメーカーの強み
   1.2 ハウスメーカーの弱み
 2. 工務店とは?
   2.1 工務店の強み
   2.2 工務店の弱み
 3. どちらを選べば良いか?
 4. 建築会社選びのポイント
   4.1 施工実績と評判をチェック
   4.2 施工品質と安全性を確認
   4.3 コミュニケーションのスムーズさ
   4.4 価格とプラン内容の透明性を確認
 5. まとめ:自分に最適な建築会社選びをするために

1. ハウスメーカーとは?
大手企業が展開する住宅建設会社で、全国規模でサービスを提供しています。統一されたブランドや安定した経営基盤が強みです。工場での大量生産や標準化された施工を行い、品質や施工の均一性が確保されている会社が多いです。
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1.1 ハウスメーカーの強み
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・全国規模での安定性:全国規模で事業を展開しており、安定した経営基盤と長年の実績があります。
・品質の安定性:工場生産や標準化された施工方法により、品質が比較的均一で安定しており、設計や施工にばらつきが少ないことが一般的です。
・豊富なプランとデザイン:多彩な住宅プランやデザインを提供し、ライフスタイルや予算に応じた選択が可能です。
・長期保証と充実したアフターサービス:大手企業ならではの長期保証やアフターサービスが提供され、引き渡し後のサポートが充実している会社も多いです。
・販売促進キャンペーン:季節ごとのキャンペーンや展示場など、家づくりを始める際に見学や情報収集がしやすいです。

1.2 ハウスメーカーの弱み
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・自由度が低い:標準化されたプランに基づいて家を建てることが多いため、カスタマイズの自由度が低く、個別の要望に対する柔軟な対応が難しいことがあり、また追加料金、オプション費用がかさむ傾向にあります。
・施工品質の当たり外れがある:上記の強みと相反しますが、品質は安定といいつつも、実際は施工する大工さんや職人さんを大量に抱えているため、人・質の部分で当たり外れがあります。結局は職人がつくりあげていく技術の結晶が家づくりのため、残念な大工さん、職人さんにあたることもあります。
・担当者が各段階・フェーズごとに入れ替わる:大手の場合「営業担当」、「設計担当」、「コーディネーター」、「現場監督」、「アフター担当」など多くの担当者に分かれており、担当者の当たり外れがよく起こってしまうのが実情です。よくある事例として、営業担当の感じが良かったためそのまま契約したが、その後の「現場監督」や「アフターサービス」の対応が良くなかったなど。
・価格が高いことが多い:大手企業になると広告宣伝費、ブランディング費用、展示場の管理費、研究費、多額の人件費など多くのコストが上乗せされるため、実際に家そのものの原価以外に関わる金額が高くなっています。工務店に比べ契約金額のなかで実際の家の原価に払っている割合が少なくなるため、相対的に純粋な自身の家のコスパが悪くなってしまいます。
・地域特性への対応が難しい:全国規模でサービスを提供しているため、地域の気候や土地の特性に最適化された設計・施工が難しい場合があります。

2. 工務店とは?
工務店は、地域密着型で小規模または中規模の建築会社です。オーダーメイドの家づくりが得意で、顧客のニーズに柔軟に対応できる点が特徴です。小回りが利き、悪い評判がすぐまわる地域社会の中で成り立っている会社が多いため、信頼できる会社も多く存在します。地域ならではのポイントを押さえた設計やデザイン、細かな要望にも対応しやすいです。また、大工さんや職人さんを大量に抱えているわけではないので、口コミや評判などでいい工務店を探すことができれば、いい大工さん、職人さんに建ててもらえる可能性が高く、施工品質が担保されます。
一方で、スタッフの対応が良くなかったり、質の悪い大工さんや職人さんしかいない工務店も少なからず存在するので、事前にしっかりと評判をリサーチすることが大切です。

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2.1 工務店の強み
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・柔軟な設計と対応:オーダーメイドの家づくりが得意で、顧客の要望に応じて自由に設計ができます。個別のニーズに対応しやすいのが魅力です。
・地域特性に適した施工:地域密着型で、土地の特性や気候に合わせた設計や施工ができるため、地元の特徴を活かした家づくりが得意です。
・コストパフォーマンスが良い:大手と比較して、広告宣伝費やブランディング費用、無駄な人件費などが抑えられているため、同じ価格でも実際の家自体の原価割合が高く質のいい家を予算内で建てやすいです。
・密なコミュニケーション:「営業担当」、「設計担当」、「施工担当」、「アフター担当」など複数の担当者がフェーズごとに入れ替わる心配が少なく、担当者と直接やり取りを行い、細かい要望を伝えやすいため、理想の家を実現しやすいです。

2.2 工務店の弱み
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・品質にばらつきがある:小規模な工務店では、施工の品質にばらつきがあり、信頼できる工務店を選ばないとトラブルの原因になることがあります。必ず完成見学会、構造見学会などの実際の現場イベントに参加し、自分の目で確かめると安心です。現場見学会では思ったことを素直に質問してみましょう。受け答えでその会社の現場力がどれくらいなのか測ることができます。
・プランや設備の選択肢が限られる:ハウスメーカーと比べて、提供できる住宅プランや設備が限られている場合があり、選択肢が少ないことがあります。
・アフターサービスや保証が弱い:大手企業と比べると、会社ごとに補償内容にばらつきがあるので、補償内容やアフターサービスの有無をしっかり確認する事が重要です。
・施工エリアの狭さ:対応エリアが県内や特定の市区町村などに限定されている会社が多く、この工務店でお願いしたいと思っても建てられない場合もあります。

3.どちらを選べば良いか?
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どちらを選べば良いかは、あなたの家づくりのニーズが大きく関係します。
以下のポイントを参考にして、最適な選択をしましょう。

【ハウスメーカーを選ぶべき場合】
・価格が多少高くても大手ハウスメーカーのブランドや安心感に憧れる方。
・自分でいろいろと考えるよりも、全国的に広く採用されているものを選びたい。
・全国規模のサポートや大手の補償内容に魅力を感じる方。

【工務店を選ぶべき場合】
・会社の信頼は勿論だが、担当者の人柄にもこだわり、長期的な信頼関係を構築したい方。
・自由度が高く、個性を反映したこだわりの家を建てたい方。
・地域に特化した家づくりや、地元の特性を重視した家を希望する方。
・地域ならではのノウハウや情報を重視する方。
・コストパフォーマンスを重視し、納得のいく価格で契約を行いたい方。

4.建築会社選びのポイント
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家づくりの第一歩は、信頼できる建築会社を選ぶことです。ここでは、理想の「ハウスメーカー」や「工務店」を見つけるために有用なポイントを紹介します。

4.1 施工実績と評判をチェック
信頼性の高い「ハウスメーカー」や「工務店」は、施工品質やアフターサービス、担当者の人柄などで高い評価を受けています。
過去にどのような建物を手掛けてきたのか、その品質や施工事例を見て、自分の希望に合ったものを建てれるかを確認しましょう。また、口コミや先輩施主のレビューを参考にすることも大切です。実際にそこの会社で家を建てた人の意見は、非常に貴重です。

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【ポイント】
①自分の希望する住宅のスタイルに合った実績があるか
②口コミやレビューの評価をチェック
→建築会社のHPやパンフレットに掲載されている情報だけでなく、グーグルMAPのコメントなどオープンな場での評価も必ずチェックしましょう。
③SNSや地元工務店情報誌などもチェック 
④地元での評判が良い会社を選ぶ
⑤知人や友人の紹介を受ける 
→紹介料が目的の人もいるので、本当に信頼できる人からいい会社を紹介してもらいましょう。
➅HP/SNSが定期的に更新されているか
→家づくりは緻密な工程の繰り返しです。HPやSNSの内容や更新頻度でその会社の丁寧さが分かります。
➆アフターなどでトラブルが起きていないか
⑧先輩施主を紹介してもらえるか
⑨現場見学会などで実際に目で見て、質問する
➉現場の綺麗さ、整理整頓されているか
⑪見積もりの明瞭さ、見積もりと実際の支払金額の乖離がないか
→実際に見積もりを低く提示し、あとからどんどん金額が加算されていく悪質な建築会社もあります。

4.2 施工品質と安全性を確認
施工の品質や安全性は、家の耐久性や安心感に直結します。その会社がどのような品質管理を行っているか、実際に工事する大工さん、職人さんがどんな人たちか、また工法や使用する材料が信頼できるものかをしっかり確認しましょう。具体的な施工事例やブログなどをHPや口コミなどでチェックすることで、その会社の技術力や対応力が分かります。

【ポイント】
①使用する材料や工法が安全か
②耐震等級3を取得できるかどうか?※耐震性:耐震等級3の「認定」まで取得しているか
③適切な工事管理を行っているか(施工中の監督や安全管理、現場の綺麗さ)
④見学会や実際に施工した現場を訪れて、施工品質、大工さんの人柄をチェック

4.3 コミュニケーションのスムーズさ
後悔しない、納得のいく家づくりには膨大なコミュニケーションが必要です。どれだけ分かりやすく簡潔に説明してくれるか、またこちらの意見に耳を傾け、柔軟に対応してくれるかも大切なポイントです。打ち合わせ時に、どれだけスムーズにコミュニケーションを取れるかを確認しましょう。また、人と人なので相性のよさも大事な要素です。営業担当だけではなく、設計や現場監督など様々な人との相性を確認しましょう。
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【ポイント】
①担当者が質問に丁寧に答えてくれるか
②担当者の説明が簡潔で分かりやすいか
③こちらの要望や疑問点をきちんと理解し、迅速に対応してくれるか
④進捗状況など、こまめに連絡をくれるか

4.4価格とプラン内容の透明性を確認
見積もりの詳細な内訳:料金の内訳が明確か、追加費用が発生しないかをチェックしましょう。見積もりの内容が不透明な場合は慎重に検討しましょう。
※見積もりに関しての詳細は次の記事をご覧ください!

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5.まとめ:自分に最適な建築会社選びをするために
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ハウスメーカーと工務店はそれぞれ異なる強み・弱みがあります。自分の理想とする家づくりに合った会社を選ぶことが大切です。
また、後悔しない家づくりを実現させる為に一番大切なことは「信頼できる会社」を選ぶことです。
信頼できる会社を見つけ出すには、企業の信頼性や口コミ、信頼できる人からの紹介、施工実績、価格の透明性、そして担当者との相性、コミュニケーションのスムーズさをしっかり確認することが重要です。
最終的には、自分たちと相性の良い信頼できる会社を選び、家づくりを安心して任せられる建築会社と契約を結ぶことが、理想の家を手に入れるための最重要事項です。
ハウスメーカー・工務店の両方で複数の会社の担当者と話をして、慎重に信頼できる会社を選び、後悔しない家づくりを実現しましょう。

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【徳島 家建てる】ハウスメーカーと工務店の違い|信頼できる建築会社を見つける方法~徳島で家づくりを考えたらまず読むべきシリーズ⑤~

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