徳島で理想の家を建てる③|地域密着の工務店が教える土地選びのポイント

家づくりを始める上で、最初に決めなければならないのが「土地選び」です。
この記事では、徳島の土地選びのポイントと注意点を詳しく解説し、失敗しない土地選びのコツを徳島の工務店ならではの視点から紹介します。

目次
 1. 土地選びの重要性
 2. 徳島で理想の土地を選ぶためのポイント
   2.1 エリアの選定
   2.2 土地の形状と広さ
   2.3 周辺環境の確認
   2.4 地盤の状態
 3. 徳島の土地選びで避けるべき注意点
   3.1 土地の価格にばかり注目しない
   3.2 土地の法的規制を確認する
   3.3 土地の水はけや湿気に注意
 4. 徳島で土地選びを成功させるためのコツ
 5. まとめ:徳島で理想の家を建てるための土地選び

1. 土地選びの重要性
土地選びは、家づくりの中で最も重要な決断の一つです。場所や環境、地形によって家の設計や建築費用、さらには暮らしやすさが大きく変わります。理想の家を建てるためには、どんな土地が最適かをしっかりと理解することが大切です。
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【ポイント】
①家の基盤となる土地:土地の状態や環境が、家の耐久性や居住性、将来的な価値に直結します。
②ライフスタイルに合った場所選び:生活の利便性や家族のニーズに合った土地を選ぶことで、毎日の生活がより快適になります。

2. 徳島で理想の土地を選ぶためのポイント
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徳島には美しい自然や豊かな地域特性がありますが、それに伴う土地選びのポイントもあります。以下の要素をしっかり確認して、理想の土地を見つけましょう。

2.1 エリアの選定
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徳島は県内でも地域によって生活スタイルが大きく異なります。例えば、徳島市の中心地などは商業施設や医療施設が充実している一方で、阿南市、鳴門市、吉野川市などのエリアは自然豊かでのんびりとした環境が魅力です。

【ポイント】
①通勤・通学時間を計算して無理のない範囲にする
②スーパーやドラッグストア、銀行などの生活施設の近さ
③病院や公共施設(市役所・図書館など)までの距離

市街地は商業施設が多く便利ですが、山間部や海沿いには自然の美しさと静けさが魅力。徳島ならではの利便性と地域性を考慮し、どの環境が自分や家族に合っているか考えてみましょう。

2.2 土地の形状と広さ
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徳島の山間部では変形地や斜面地も多く見られます。これらの土地は設計の自由度に影響を与えるため、あらかじめ確認しておきましょう。

【ポイント】
①整形地(四角形などのシンプルな形)が理想的
②建ぺい率や容積率を確認し、建物の大きさに特別な制約がかからないかを確認
③庭や駐車場などのスペースを考慮して面積をチェック

2.3 周辺環境の確認
土地がどんな環境にあるかは、家の住み心地に大きく影響します。現地を訪れて雰囲気を感じてみましょう。

【ポイント】
①騒音や臭い:周辺に工場や鉄道、高速道路などが近い場合、騒音や臭いが気になることがあります。
また、夕方から夜にかけての周囲の雰囲気や静かさを確認することも大切です。
②治安や地域のマナー:周囲に商業施設やマンションがある場合、「夜は静かに」や「変質者注意」など、周辺にある張り紙チェックも有効です。地域によっては、治安や住民のマナーに関する問題が潜在的に存在することもあります。
③自然環境:近くに公園や緑地がある場合、自然の美しい景観や静かな環境が魅力的です。逆に、排水の悪い土地や湿地帯などは避けるべきです。

2.4 地盤の状態
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徳島は地震や津波、台風、河川の氾濫、土砂崩れなど多くの自然災害のリスクも考慮する必要があります。安心して末長く暮らすために、地盤の強さや災害リスクをしっかりと確認することが大切です。

【ポイント】
①ハザードマップの確認:徳島県や国土交通省が提供するハザードマップで、津波や洪水、土砂災害のリスクがある地域をチェックしましょう。ハザードマップでリスクをしっかりと認識したうえでの土地決定が重要です。
②地盤の安定性:特に吉野川や海沿いのエリアは地盤が緩いこともあるので、必要に応じて地盤調査を行い、必要な場合は補強工事の検討も視野に入れると良いでしょう。

3. 徳島の土地選びで避けるべき注意点
土地選びで失敗しないためには、以下の注意点を押さえておくことが重要です。

3.1 土地の価格ばかりに注目しない
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価格が安い土地には理由がある場合があります。価格が安いからと言って飛びつかず、土地の環境、将来の資産価値を見極め、総合的に土地の価値を判断しましょう。

3.2 土地の法的規制を確認する
徳島には特定の土地利用規制や建築規制があるため、土地選び時には必ず確認しましょう。建築基準法や都市計画法による制限がある場合、希望通りの家が建てられないこともあります。
・用途地域の確認:市街化区域1か市街化調整区域2、また建ぺい率や容積率などの制限をチェックして、希望する家が建てられるかを確認します。

1 市街化区域:すでに市街地を形成している区域や、おおむね10年以内に市街化を図るべき区域を指します。

2 市街化調整区域:「市街化を抑制する区域」として区分される区域です。人が住むための住宅や商業施設などを建築するには、法律や条例で定められたものに該当すると認められる必要があるエリアです。
市街化調整区域内で家の建築を検討する場合は、事前に問題なく建てられるか、検討段階の時点で必ず確認しましょう。

3.3 土地の水はけや湿気に注意
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徳島は年間を通じて雨が多い地域でもあります。特に湿気や水はけの悪い土地を選んでしまうと、大雨の際に敷地や前面道路が水で浸かってしまったり、将来の地盤沈下や湿気によるトラブルが発生することがあります。
・水はけの悪い土地:土地の周囲が川や池に近い場所、周囲の土地より低い土地では水はけが悪いことがあります。地盤がしっかりしていて水はけの良い土地を選ぶことが大切です。

4. 徳島で土地選びを成功させるためのコツ
土地選びを成功させるためには、以下のコツを実践しましょう。

【ポイント】
①複数の土地を比較検討する:複数の候補地を比較することで、最適な土地を見つけやすくなります。
②現地を確認する:実際に土地を訪れて、周辺環境や交通の利便性、騒音などを確認しましょう。オンラインだけでなく、現地での確認が重要です。
③専門家の意見を聞く:不安な点があれば、不動産業者や建築会社に相談して、アドバイスを受けましょう。地元の工務店では、地域ならではの土地情報を得ることができる場合があります。
④農地や市街化調整区域に注意:土地には「宅地」や「農地」などあらかじめ用途が定められています。見た目は家が建ちそうな土地でも、法律上は農地に該当し、新築には特別な申請と許可が必要な場合があります。この場合、半年、一年と時間がかかることも珍しくありません。候補地がある場合は早め早めに不動産会社、建築会社に相談しましょう。
⑤総合的に判断する:土地は動かせないもので同じものがこの世に二つとありません。条件のいい土地は値段が高かったり、安い土地には安い理由があり、全てが100点満点の土地はないことをまず、認識しましょう。その中で自分たちが考える理想の暮らしを叶えられるポイントを総合的に判断し決定します。
➅土地を契約する前に必ず建築会社に相談し「家本体」の相場を知る:家づくりを始められる際、「まず土地を探さないと!」と、自分たちの住みたい家がいくらぐらいで建築可能かを把握せず、土地ばかりに目を向けてしまう方がいます。この場合、土地に予算をかけすぎ、家本体の予算が少なくなる場合が多いので注意しましょう。

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5. まとめ:徳島で理想の家を建てるための土地選び
土地選びは家づくりにおいて最も重要なステップの一つです。立地条件や周辺環境、地盤や災害リスクなどをしっかり確認し、自分たちのライフスタイルに合った土地を選ぶことが大切です。土地選びに失敗しないためには、慎重に情報を収集し、比較検討を重ね、現地をしっかりと確認することが成功への鍵となります。土地選びが理想の家づくりに直結するので、十分に時間をかけて慎重に選ぶようにしましょう。
徳島で理想の家を建てるためには、不動産会社や建築会社のサポートを受けながら、最適な土地を選んでください。

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【徳島 家建てる】地域密着の工務店が教える|徳島で理想の家を建てるための土地選びのポイント~徳島で家づくりを考えたらまず読むべきシリーズ③~