徳島で理想の家を建てる①|理想の家づくりステップガイド【2025年版】

家を建てることは、人生の中で非常に大きな決断の一つであり、しっかりとした計画と準備が必要です。
理想の家づくりを実現するには、各フェーズで十分な準備をしておくことが大切です。
新築の注文住宅を建てるには、問い合わせから引き渡しまでに約12ヶ月(約1年)前後かかります。
子どもの進学やライフイベントに合わせて、余裕をもった計画・プランニングをしましょう。
この記事では、家づくりの基本的な流れを4つのステップに分け、各ステップでの準備期間と大事なポイントを詳しく解説します。

目次
 1. 家づくりを始める前の準備・最初の第一歩
   1.1 情報収集&各種見学会へ参加
   1.2 予算設定と資金計画
 2. 具体的に準備開始
   2.1 土地の選定と購入
   2.2 「建築会社」ハウスメーカーや工務店の選定
 3. 理想の間取りと設計プランの作成
   3.1 簡易プラン提案
   3.2 設計契約・プラン提案
   3.3 建築確認申請
 4. 工事開始から引き渡しまでの流れ
   4.1 家の工事工程(基本的な流れ)
   4.2 引き渡しとアフターサポート
 5. まとめ:後悔しない家づくり、理想の家づくり成功のために押さえるべきポイント

1. 家づくりを始める前の準備・最初の第一歩(1ヶ月目~)
1.1 情報収集&各種見学会へ参加
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まずは、事前準備、最初の第一歩として、ハウスメーカーや工務店が開催している『家づくり相談会』や『完成見学会』などのイベントに参加し、お家を見て触って、「どんな家に住みたいか」を明確にしていきましょう。
この段階で、家族全員の希望を聞き取り、理想の間取りやデザインを考えます。
・理想の家の要素を洗い出す:必要な部屋数、ライフスタイルに合わせた設備、収納スペース、外観のテイスト、平屋、二階建てなど。
・リサーチ:住みたいエリア、予算、人気の間取り、デザインのトレンドなど。

【ポイント】
①子どもが小さい場合は、将来的な成長を見越した部屋の変更が可能な間取りを検討。
②老後を見越して、バリアフリーの導入を考慮するのもポイント。

1.2 予算設定と資金計画
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家づくりを始める前に、まず『予算設定』と『資金計画』をしっかり立てましょう。
家づくりにかかる費用は建物だけでなく、土地の取得費用、税金、外構工事費、家具や家電の購入費用、引っ越し費用など多岐にわたります。まずは大まかな予算を決め、無理のない資金計画を立てることが大切です。いざ建物を契約したけれどお金が借りられない、ということにならによう住宅ローンの事前審査をなるべく早めに受けておくことも重要です。
建築会社との打ち合わせでどんどん夢が膨らんでいき、理想を詰め込んだ家になったけど、そもそも予算オーバーで建てられないという後戻りパターンもあります。

【ポイント】
①予算を決める際は「建物」だけでなく、「土地費用」「諸費用」も含めて考える。
※諸費用は「外構工事費」「住宅ローンの手数料」「登記費用」「火災保険」など意外に多くかかります。
②資金計画は無理のない範囲で組む。収入やライフスタイルの変化も考慮して計画を立てましょう。
③銀行やファイナンシャルプランナーと相談しながら、ローンの借入額や返済計画を検討しましょう。

2. 具体的に家づくりの準備開始(1~2ヶ月目)
2.1 土地の選定と購入
③敷地決定 土地探し.jpg
土地選びは、家の完成後の住み心地や将来の資産価値にも大きな影響を与えるため、慎重に行うことが重要です。特に、周囲の環境や交通アクセス、災害ハザードマップ、地盤など総合的に確認し、本当に住みたい土地や資産性など自分の大切なポイントで後悔のない選択が重要です。

土地探しは「アットホーム」や「SUUMO」など大手不動産ポータルサイトでの検索や希望エリアを自分で歩き自力で探す方法と、地元の不動産会社に探してもらう方法、ハウスメーカーや工務店など「建築会社」に土地探しをサポートしてもらう方法もあります。不動産情報はネットには出ていない情報も多いので、プロにサポートをしてもらうことをお勧めします。

敷地調査1を含めた土地選定は、家づくりの基盤をしっかりと固めるために必要不可欠です。土地選びの段階でしっかりと調査と確認を行うことで、安全で快適な住まいを実現でき、長期的に安心して暮らせる家が完成します。

1 敷地調査:土地の面積や形状、道路の幅、法規制関係、周囲環境などを調べ、建物を建てるために必要な様々な情報を収集することです。
一般的に、不動産会社や設計事務所、建築会社が行います。これにより、その土地が自身の希望する住宅の建築に適しているかを確認できるようになります。

【ポイント】
①災害ハザードマップの確認:津波や液状化、土砂災害、洪水など。
②地盤の安定性:耐震性を重視した土地選び。
③周辺環境:生活の利便性や学校、病院、公園などの近さや、ご近所さんの様子。
④予算:予算内で理想の土地を見つけるためのリサーチ。

2.2 「建築会社」ハウスメーカーや工務店の選定
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土地が決まったら、実際に建築を担当するハウスメーカーや工務店を選びます。

【ポイント】
①実績や評判:過去の施工事例や口コミをチェック。
②相談と相見積もり:ハウスメーカーや工務店など複数の会社に相談し、相性を見ながら複数社見積もりをもらって比較する。※見積もりは会社によって入っている、入っていないモノが異なるのでしっかりと詳細まで確認すること。
③信頼性とアフターサポート:安さばかりを求めるのではなく、信頼できる会社を選ぶ。どの業界も同じですが、安いには安いなりの理由があります。人生で一番大きな買い物で人生の幸福度を大きく左右する家づくりのパートナーはしっかり選びましょう。完成直後はどの会社の家も綺麗ですが、10年、20年住むとしっかり差がでてきます。施工後のメンテナンスサポートや保証体制がしっかりしているかも確認しましょう。

3.理想の間取りと設計プランの作成(2~5ヶ月目)
3.1 簡易プラン提案
④簡易プラン提案.jpg
ハウスメーカーや工務店は、顧客の要望をヒアリングし、家族構成やライフスタイルに合わせた間取りを提案します。
例えば、家事がしやすい動線、家族が集まりやすい広いリビング、プライベート空間の確保など、それぞれのお客様にとっての住みやすさを意識して設計します。将来の生活の変化(子どもの成長、親との同居など)も考慮にいれ、長く快適に安心して暮らせる住まいを建てることが大切です。

【ポイント】
①家事動線、生活動線の効率化:家事や日常生活がスムーズに進むように、動線を効率的に設計することが大切です。また、来客が多い家庭は来客動線も確保するといいでしょう。
②家族のプライバシーとコミュニケーションのバランス:リビングやダイニングは、家族が集まりやすい場所として広めに設計し、各部屋(寝室や子ども部屋)は適度に距離をとり、プライバシーを尊重する間取りを考えます。
③将来のライフスタイルの変化を予測し事前に計画に盛り込む:子どもが成長したり、親と同居したりすることを考慮して、将来の変化に対応できる間取りを設計しましょう。いまの工夫で将来の出費と手間を抑えることができます。
(例)子どもが幼いうちは二部屋の子ども部屋を一つの大きな部屋として使い、成長すると二部屋に分けられるように、間仕切り工事を行いやすくするため最初の段階で下地材を埋め込んでおくなど。

3.2 設計契約・プラン提案
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簡易プランを確認して自分たちの希望に沿っていれば、設計契約を結び、建築士と共に本格的な設計プランを作成します。この段階では、外観デザイン、間取り、内装の詳細な仕様を決めていきます。建築基準法や地域の条例に沿った設計が必要で、法律や規制を考慮したプラン作成が重要です。ハウスメーカーなどでは設計担当と営業担当が分かれている場合が多いので、要望などをしっかり伝えましょう。

【ポイント】
①設計プランの段階で、自然光や風通しを重視した配置を考える。
②建築基準法や法規制に合わせてプランを調整し、事前に問題なく建てられるか確認を行う。
③予算とのバランスを考え、理想を追求しつつ、予算内で収める工夫をする
④将来の変化に対応する為、10年、20年先を考えて計画する。

3.3 建築確認申請
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設計がまとまり、本契約後、建築確認申請という法的な手続きが必要です。確認申請には設計図書1が必要で、行政からの承認を得るために時間がかかる場合もあります。申請が承認されると、いよいよ工事の準備に進むことができます。

1 設計図書:建物を建てるために必要な詳細な図面や書類で、平面図、立面図、構造図、設備図、確認申請書などが含まれます。
設計図書の準備は、主に建築士や設計事務所が行い、顧客の要望や法律に基づいて設計し、図面や書類としてまとめます。

【ポイント】
①事前に地域の条例や制限を調べて、直前での設計変更が起こらないように注意する。
②確認申請の手続きには、約1〜2ヶ月を見込んで準備しておく。

4. 工事開始から引き渡しまでの流れ(5~12ヶ月目)
4.1 家の工事工程(基本的な流れ)
【1】地鎮祭:工事の安全と無事な完成を祈る儀式。
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【2】近隣への挨拶:一般的には建築会社が工事前にご近所の挨拶にまわります。人によっては自分で挨拶を行い、ご近所付き合いをはじめる方もいます。
【3】着工:建築確認を済ませ、工事が正式にスタートします。
【4】上棟(建前):大工さんが大勢集まり建物の骨組みを1~2日で組み上げていきます。昔は建物の骨組みが完成した時点でよく餅投げ(餅まき)が行われていましたが、現在では少なくなっています。
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【5】多くの職人さんによる工事:お家の工事は大工さんが中心ですが、その他にも様々な職人さん達の手作業によって工事が進められていきます。進捗を定期的に確認し、現場を見学したい場合は建築会社へ相談しましょう。気になることがあればスタッフに確認したり、大工さんとコミュニケーションを取ることが大切です。
【6】第三者機関によるチェック:工事中盤で第三者機関により工事が適正に行われているか現場を確認します。
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【7】最終検査:家が完成した後は、第三者機関、建築会社、行政が厳格な検査を行います。

4.2 引き渡しとアフターサポート
最終検査を通過すると、いよいよ引き渡しを迎えます。残金の支払いを済ませるとお家の鍵が皆さんの手に渡ります。ここで各書類の引き渡しや設備などの説明を受けます。
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家は他の商品・サービスとは大きく異なり、引き渡しで終了ではありません。今後、何十年という期間お付き合いをしていかなければならないため、信頼できる建築会社を選びましょう。
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引き渡しから1年や10年という節目で定期点検を設定している建築会社は多いです。
初期の不具合は概ね一年で出てきます。不具合や気になる点はすぐに相談できる関係性を作っておきましょう。

【ポイント】
①不具合や気になる点は早めに建築会社に連絡する。
②定期点検やアフターサポートの内容をしっかり確認しておく。

5.まとめ:後悔しない家づくり、理想の家づくり成功のために押さえるべきポイント
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後悔しない、理想の家づくりを実現するために、家づくりの流れを理解し、準備期間をしっかりと確保することが大切です。
しっかりとした建築会社であれば家づくりには時間がかかります。人生で一番おおきな買い物である家づくりは「安さ」や「早さ」で安易に決めるのではなく、「信頼」、「安心感」など総合的に検討して決めましょう。家づくりは約12ヶ月(約1年)前後の時間を要することが一般的です。各ステップで計画的に進め、慎重に準備を行うことで、後悔しない、理想の家づくりを実現することができます。最初の予算決定から設計、土地選び、施工まで、すべての段階で大事なポイントを押さえ、計画的に進めていきましょう。

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